ダイエットの大敵！糖質は太りやすいの？！役割と摂取の基本ポイント【栄養学の基礎知識④】

糖質の役割

糖質は必要か不要か？

答えはもちろん、必要な栄養素です！

糖質は、日本人の総摂取エネルギー量のおよそ６０%を占めているといわれており、即効性のあるエネルギー源として活躍する、非常に重要な栄養素です。

しかしその一方で、過剰摂取による肥満や糖尿病などが問題となっています。

私たちが摂取している糖質の多くは六炭糖源というグルコースが多数結合したでんぷんです。米や麦やイモなどがそれに当たります。

それ以外にも、少糖類（オリゴ糖）、二糖類、単糖類など、摂取可能な糖がありますが、細かい分類についてはここでは割愛します。日々の食事からさまざまな種類の糖質が摂取できるんだということを理解していただけていればokです！

そしてこれらの糖は、消化管内で酵素によって消化されてから吸収されるのですが、グルコースに変換されてから解糖系とクエン酸回路と呼ばれる代謝経路によってATP（アデノシン酸リン酸）を産生しエネルギーとして使われることになります。


このあたりは専門的な話になりますので、食べた糖質は消化吸収され、エネルギーとして使われ消費すると理解してもらえたらと思います。つまり、脳を動かしたり、筋肉を使ったりする際に活躍しているということです！

糖質の摂取ポイント

ここまで説明してきたように、糖質は私たちが日々生きていく上で必要な栄養素であることに間違いはありません。

しかし、現代人の食事は糖質にまみれすぎてしまっていて、過剰摂取傾向にあるのが問題です。

お米、パン、パスタ、うどん、蕎麦、ラーメン、お菓子、スイーツ、ジュースなどなど毎日のように食べていませんか？

私がダイエットのお客様をみる時に推奨しているお米の量は、お昼に５０～７０g程度です。これは小さいお茶碗でも半分以下の量になります。

思ったより少ないと感じる方が多いと思いますが、それ以上食べていると消費が間に合わず日に日に蓄積されて肥満や健康被害を及ぼしてしまいます。

特に毎日座ることが多い生活スタイルの方ですと、消費そのものが少ないためエネルギーはあまり必要ではありません。反対に鳶職や自転車で新聞配達をしているような方ですと、一般の方よりも高い消費をしていると考えられますので、もう少し量を食べても問題ありません。


このように、食べる量はライフスタイルによって異なりますので、自分の生活スタイルに相応しい量を選択して摂り入れる必要がありますし、それが出来れば太ることも健康を害することもありません。

また、摂り入れる時間帯は消費量が高いお昼の時間帯が良いので、夕方以降は糖質を極力控えていただくか散歩やトレーニングなどをしてから摂り入れてもらうと蓄積されにくいです！

自身のライフサイクルに合わせて、量や時間帯などを工夫をして摂取することが大切ですので、健康的な身体づくりがしたいという方やダイエットをしたいと考えている方は、意識していただければと思います！

まとめ

糖質にはさまざまな種類があり、私たちは日々の食事からそれらを摂取しています。

糖質は生きていくために必要不可欠な栄養素ですが、過剰摂取ぎみになっている人が多いというのが現状で、それは、健康にも見た目にも影響を及ぼします。

今すぐに現れなくとも、3年、5年、10年の積み重ねによる影響は甚大です！！

早いうちから自身の生活スタイルに合わせた摂取を心掛けていきましょう♪

今回は、糖質の役割や摂り入れ方の基本ポイントをお伝えしましたが、また別ブログにて具体的な摂取ポイントや蓄積されにくい摂り入れ方の裏技なども紹介していきます！お楽しみに♪

神戸元町 ・ 三宮
鍼灸院併設パーソナルジムLEGITについての詳細はこちら⬇︎