肥満はBMIだけで判断してもいいのか?!肥満タイプによって変わるダイエット法【栄養学の基礎知識③】

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LEGIT中村
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皆さんは自分が「痩せ」「普通」「肥満」のどれに当てはまるか分かりますか?

スラッとしてるね!ってよく言われるから痩せてる方なのかな?

動くことが少なくなってきて、体重が増えてきてるしお腹も出てきてるから肥満に入るかも?

LEGIT中村
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身体を変えたいと思っている人にとって、ご自身の現状の体型を正しく理解することはとても大切です!今日は、BMI( 肥満を測る指標 )肥満タイプについて触れつつ、体型管理をするにあたっての考え方についてもお伝えしていきますね♪

BMI(肥満度を表す指標)について

BMI (Body Mass Index)

皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

一般的には、このBMIが肥満度を測る指標としてよく用いられていますが、BMIが25以上になると肥満と判断されます。


ここで注意点があります!!

このBMIは、体重 (kg) ÷ ( 身長 (m) × 身長 (m) ) で計算されますので、体脂肪率や筋肉量は度外視されていという点です。

つまり、どういうことが起こるかというと…

筋肉量が多く体脂肪率が低い、低身長の人の場合。筋肉量が多いと体重も重くなるため、この場合BMIが25を超える可能性は十分にあり得ます。だからと言って、BIMの数字だけで肥満と判断してもいいのでしょうか?

また、反対にBMIは20で肥満ではないと判断されていても、体脂肪率が30%を超えているという人の場合はどうでしょうか? “ 痩せ ” ではなく “ 隠れ肥満 ”という判断になるはずです。


このように、BIMはあくまでもひとつの指標。体重と身長から導き出された数字だけで判断するのではなく、体脂肪率なども合わせて総合的に判断することが大切です!

なるほど!BMIの数字だけを見て容易に判断してはいけないんだね!

LEGIT中村
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そうです!もっとハッキリと言ってしまえば、太っている方とそうでない方の大きな違いは体脂肪率です。アスリートやボディビルダーのような特殊な方々を除けば、脂肪量が多い方が肥満ということになります。

もちろんBMIも間違いではないけど、肥満の判断基準として考えるのであれば、筋肉量や体脂肪率も併せて見ることが重要だということだね!

肥満タイプに合わせたダイエットできてる?

先ほどの章では、一般的によく知られているBMIや体脂肪率などに触れてきました。肥満の正しい判断がBMIだけではできないということが分かっていただけたかと思います。

では実際に、肥満であると判断された場合、身体にどのような影響があるのでしょうか?

大きくは以下の2つに分けられると考えます!

① 体型が乱れる(見た目)
② 疾患リスクが上昇する(健康)


今回のこのブログでは①の体型が乱れる(見た目)にフォーカスしてお伝えしていきますね!

脂肪が過剰について太ってくると、

✔︎ お尻が垂れてくる
✔︎ お腹が出て姿勢も悪くなる
✔︎ 二の腕がタプタプしている 

など、体型が様々なパターンで崩れてきます。そして、“ 見た目を変えたい!” と思った方はジムに通ったり、ウォーキングやランニンングをしたり、自己流で食事制限をしたりしている人が多いと思います。

では、肥満であると判断された方は皆、同じダイエット方法に取り組んでいいのか?というと、そうではありません。

脂肪のつく場所は人によってさまざまで、主に、全身・上半身メイン・下半身メインの3パターンに分かれています。

最近では遺伝子検査をすれば自分がどのような脂肪のつき方をするのかが分かりますが、検査をしなくても一度でも太った経験があれば、大体どこに脂肪がつきやすいか予測がつくと思います。

同じ肥満であっても、どこに脂肪が多くついているのかを把握することは体型を変えていくにあたってとても重要なのです!

LEGIT中村
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ここで1つ、簡単に具体例を紹介しますね!

上記の3パターンの中で最も難易度が高いのは下半身太りタイプです。理由としては、太っていく過程で体脂肪に加えて筋肉も肥大するからです。

下半身には自分の体重が毎日毎日ズシっとのしかかっているので、その負荷が原因となり、下半身に不要な筋肉をつけてしまいます。

そのような状態でランニングをしたり自転車をこいだりスクワットしたりすると、余計に下半身が太くなってしまいます。

え!そうなの?私、脚痩せしたくてランニングばっかりしてた!!

LEGIT中村
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信じたくないですよね。でもこれ、事実なんですよ〜!

モデルさんのように既に綺麗なボディラインが出来ている状態であれば、ランニングやスクワットをしてもより引き締まった仕上がりになりますが、下半身太りの状態から美脚を目指したい方の場合は第一に筋肉を落とす必要があります。

筋肉の形や大きさがスタイルに直結しますので、脚の線を細くしたければ正しいトレーニングはもちろんのこと、日常生活も変えていくことが大切なのです!

なるほど〜!自分の体型に合ったトレーニング方法や食事管理をしていかないと、せっかく努力していても結果が出ないなんてことになるのか〜

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その通り!自分の現状の体型、、痩せ?普通?肥満?どこに脂肪が付きやすい?などをしっかり把握して、それに合ったトレーニングや食事管理を的確に行っていくことが大切なんです!

まとめ

見た目をどのように変化させたいか…
こうなりたい!という理想の体型を具体的にイメージできている方は、

自分の今の身体の特徴を把握した上で、脂肪を落とせば良いのか?筋肉をつけた方が良いのか?など、具体的な方向性を設定しながら食事管理・トレーニングを行なっていくと、なりたい姿にどんどん変化していくことができます!

現状の体型(肥満であるかどうか)を把握するには、BMI (Body Mass Index)が有名ですが、あくまでもひとつの指標だということを理解した上で、体脂肪率や肥満タイプなども併せて総合的に判断し、ご自身の体型管理に役立てていきましょう!

次回は、具体的にどのような栄養素をどんな風に摂取すべきなのかについて触れていきます!
お楽しみに♪

この記事を書いた人

中村成希 (トレーナー・鍼灸師)
業界最大手のRIZAPで4年間在籍しトレーナーとしての実績を積む一方で鍼灸師の免許を取得し、トレーナー兼鍼灸師として幅広いニーズに応えられる身体のスペシャリストに。現在は、自身の鍼灸サロン併設パーソナルジムの経営をしつつ、LEGITのスタッフとしても在籍。その他にも、大手トレーニングジム2社と契約し、トレーナーの育成を行う講師業なども行なっている。

神戸元町 ・ 三宮
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