インソールは主にどのような場面で活用されてきた?
靴屋さんはもちろん、100均でも販売されているほどインソールは手軽に手に入る時代になりましたが、インソールは主に治療およびスポーツパフォーマンスUPにおいて使われてきたという歴史があります。
足底腱膜炎という言葉を聞いたことがあるでしょうか?足の裏にある腱膜が炎症を起こし、体重をかけたり歩いたりすると痛みを発するのですが、扁平足の方でもハイアーチの方でもなる可能性があります。生活に支障をきたしますので、クッション性の高い靴やインソールにて対処します。
また、スポーツをしている方にとってパフォーマンスは命です。身体のブレを防ぎたい、高く跳びたい、踏ん張りが効くようにしたい、疲れにくい状態にしたい、怪我の予防をしたい、痛みを軽減したい、姿勢を改善したいなど選手のニーズに合わせてオーダーメイドで作成します。
このように治療・スポーツというシーンでのインソール活用は珍しくありませんが一般の方にはまだまだ浸透していないというのが現実です。
インソールが一般の方に利用されていない理由
結論から申し上げますと、費用と必要性です。
靴1足に対するインソールの料金が高額であるということがインソール利用率に大きく影響しています。インソールはオーダーメイドで作成すると15,000~20,000円ほどの料金がかかります。よほどの理由がない限り、靴よりも高額なインソールを作成しようとはならないのが一般的な感覚だと思います。
次に必要性です。例えば、歯が痛ければ多くの方は歯医者に行きますが、歯が痛くなければ真面目に欠かさず定期検診に行く方は少ないのではないでしょうか。事実、R4歯科疾病実態調査では、過去1年間に歯科検診を受けた者の割合は58%となっており、42%の方は1年間、一度も歯科検診を受けていないということになります。
毎日磨いている歯でさえも50%程度ですので、足についての意識はもっと低くて当然です。ましてや靴よりも高い料金がかかるわけですから必要性にかられていない段階で利用するということは考えにくいです。
こんな方にこそ利用してほしい!
前述の通り、痛みのケア・サポートなど治療の一環として、スポーツパフォーマンスUP目的としての活用はもちろんですが、それ以外の方、言ってしまえば全員の方にインソールは必要です。
✔︎ 足が疲れやすい
✔︎ 長時間立っていると腰が張る
✔︎ 膝に違和感を覚えることがある
✔︎ O脚・X脚など脚の形が歪んでいる など
今は大事に至っていなくても、将来的にさまざまな悪影響を起こす可能性が潜んでいるような方は少なくありません。予防という観点から見てもインソールはおすすめです。
50歳以上の国民で、レントゲン上、変形性膝関節症と診断される方は2400万人(2人に1人の割合)と言われております。軟骨がすり減り、痛みが出てから対処するには限界があります。そのため、人工膝関節は年間10万人、人工股関節については年間7万人もの方が手術を受けています。
重力環境下で生きている我々にとって関節に一切負担をかけずに生活するというのは不可能ですが、あらかじめ予防に努めて、寿命まで健全な軟骨を維持するということはできます。
また、O脚・X脚などの脚の歪みや姿勢を改善をしたいという方にもインソールは有効です。脚の歪みから起こる不調を改善するという観点だけでなく、見た目に対するコンプレックスを改善する点においても役立ちますので、脚のシルエットや姿勢不良にお悩みの方もご相談いただければと思います。
LEGITのインソールは歩行分析や姿勢分析から行うフルオーダーのファンクショナルインソールです。既成品や、セミオーダー品、他社のオーダーメイドインソールとの違いを詳しく解説したブログもあわせてご覧くださいませ↓
神戸元町 ・ 三宮 パーソナルジム LEGIT(リジット)
インソールのメニューを見る↓