治らない猫背があるって本当?!様々な猫背を治す方法を試す前に知っておくべきこと | 神戸元町 ・ 三宮パーソナルジムLEGIT

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皆さんは治らない猫背があるって知ってましたか?!

現在はsnsなどの普及によりさまざまな情報を手軽に集めることができるようになりました。

〇〇を改善するのは超簡単!
30秒で姿勢がよくなる!
これさえやってればok!

わたしの〇〇も簡単に治るんだ!これさえやっておけば悩みが解決しそう!

そんな気持ちにさせてくれるような情報で溢れかえっています。

しかし!!!残念ながら現実はそんなに甘くはありません…
適切な努力次第で改善する姿勢(生理学的要因)があれば、トレーニングやストレッチだけでは根本改善ができない姿勢(解剖学的要因)も存在します。

今回はそんな、生理学的要因(治る猫背)と解剖学的要因(治らない猫背)に触れながらお伝えしていきます!

解剖学的要因と生理学的要因

まず、解剖学的要因です。
解剖学的要因とは、一度壊れたら修復が難しい骨・軟骨・椎間板・靱帯などが変性してしまっていることを指しており、病的で不可逆的なものといえます。

そのため、トレーニングや施術などでは根本改善はできません。

私たちトレーナーやセラピストができることとしては、その姿勢が原因で起きている不調・症状に対してアプローチする対処療法が主となります。

一方、生理学的要因とは、日常生活の積み重ねによって構築されたものを指しています。

こちらに関しては、ストレッチにより柔軟性(可動域)を確保し、トレーニングにより正しい身体の使い方を身につけることにより改善が可能です。つまり、少し意識すれば、綺麗な姿勢がとれるようになります。

ここで一点だけ注意!
病的というわけではないですが、骨格的にどう頑張っても正しい姿勢がとれないという方もいらっしゃいます。こちらも、先天的に持って生まれた骨格を治すことは不可能なので、解剖学的要因と同じく根本的な改善が難しいと考えられます。

治らない猫背とは?!

では本題!治らない猫背はどのようなものを指すのか?

例えば、、

解剖学的要因を1つ例にあげると、

椎間板は加齢により水分含有量が減り薄くなっていくと言われていますが、それによって椎骨の前方部分が衝突を繰り返し骨が潰れてしまい、背骨が丸くなる方向に誘導されてしまうことがあります。(余談ですが、椎間板の変性は、身長が縮む要因の1つにもなっています。背骨は23個の椎骨がつらなっていますので、1つ1mmずつ厚みが減った場合、2.3cm背が小さくなる計算になります。)

この場合は、骨が潰れてしまっていることが原因で猫背姿勢にならざるを得ない状態になっているため、トレーニングやストレッチではどうにもならないということは容易に想像できるのではないでしょうか?

解剖学的要因による猫背と聞くと、円背など腰が曲がったお年寄りをイメージされる方も多いと思いますが、この椎間板の水分減少は加齢のみならず、遺伝や生活内でのメカニカルストレスの蓄積でも起こる可能性があるため、年齢が若いから安心とは決して言えません。

また、元々の骨格的な問題で言えば、先天的な胸椎の後弯角度(背中の丸さ)です。

姿勢不良(骨格の歪み)の原因が、筋肉の硬さであれば改善は可能ですが、生まれ持った背骨のS字カーブ角度が影響している場合には、改善不可能となります。(骨盤後傾から腰椎前弯不足→胸椎過後弯と先天的な要因から連鎖して猫背姿勢を呈している場合など)

昨今、なんでも簡単に治る!と謳うような情報発信をしている人が多い印象ですが、実際にはこのような改善できないパターンもあるということを知っておくと、自身の体にとって最善の改善方法・メンテナス方法を選ぶ際の手助けになるのではないでしょうか。

治らない猫背 治る猫背を見分ける方法

解剖学的要因(骨変性・骨格的問題など)による猫背に関してはレントゲン(X線)でしか正確な判断できませんが、

意識をすれば正しい姿勢のポジションがとれるのか?それとも意識してもとれないのか?

これをチェックしてもらえれば、治る見込みがあるのかないのかをすぐに確認することができます。

まず、正しい姿勢を意識して横から写真を撮ってみましょう!📷

こちらの写真のように、耳垂・肩峰・大転子を一直線に揃えた状態がニュートラルな姿勢のポジションですが、意識さえすればこの姿勢がとれるという方は改善の見込みがあると言えます!

逆に、どう頑張って意識をしても3つのポイントが一直線にならないという方は、関節の可動域が足りていない可能性が高く、現時点では改善が難しい姿勢と考えられます。

ただし!トレーナーが他動的に動かせば、ニュートラルポジションに整えられるという場合もあるため、正しい姿勢がとれない現状が改善可能なものなのか、不可能なものなのかの判断をプロに頼っていただくことも大切です。

私たちトレーナーやセラピストは、関節を動かし、運動制限が何の組織によって引き起こされているのかを判断することができます。最終的に感じる伸張感のことをエンドフィールというのですが、骨で制限がかかっているのか、靱帯なのか、筋肉なのか…ということを見極める評価方法です。

より正確な評価から原因を明確にし、最適なアプローチ方法までご提案できますので、もし、今回ご紹介した簡易チェックで正しい姿勢がとれず、もっと詳しく身体の状態を知りたいと思った方はぜひご相談くださいね♪

こちら関連動画です!👇 良かったら合わせてご視聴くださいね♪

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