脂質がダイエットに及ぼす影響【栄養学の基礎知識⑥】

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LEGIT 中村
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前回のブログでは酸化した脂(油)をなるべく避け、良質な脂質を積極的に摂取しましょうと具体的な摂取方法も含め紹介しました!

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今回はダイエットにフォーカスして、脂質が与える影響についてお話していきますね!

気をつけよ!脂質のカロリー

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皆さんは食品ごとに記載されている成分表を見ながら買い物をしたことがありますか?

ほとんど見てないね〜カロリーがどれくらいかな?って確認するくらい!

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そうですよね、そんな方が多いと思います!まずは家にある食品、何でもいいので手に取って一緒にみていきましょう!

食品には、
原材料名・添加物・内容量・賞味期限など、さまざまな情報が表記されています。

栄養成分表もそのうちのひとつ。

そして、この栄養成分表には、熱量(kcal)・たんぱく質(g)・脂質(g)・炭水化物(g)・食塩相当量(g)が記載されています。

ここで、3大栄養素である、たんぱく質・脂質・炭水化物(糖質)に注目してみてください!

それぞれの栄養素のカロリーは、たんぱく質と炭水化物(糖質)は1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalとして計算され、その合計が熱量(kcal)として表記されています。

つまり、脂質はたんぱく質や炭水化物(糖質)の2倍以上のカロリーを帯びているということです!

全体のカロリーや、それぞれの栄養素のグラム数だけをみて判断できないということね!

LEGIT 中村
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その通り!同じカロリーであっても、その内容が大事です!また、脂質に関しては量(g)だけを確認して、少ないから大丈夫!と安心できるわけではないということです。

脂質とDIT(食事誘発性熱産生)

脂質だけ、1gあたりのカロリーがたんぱく質や炭水化物(糖質)の2倍以上あるということだけでも十分衝撃的なのですが、注意するべき特徴がもう1つあります。

それは、

脂質は最も体内に蓄積されやすい

ということ。

代謝についてのブログ記事でも少し触れましたが、DIT(食事誘発性熱産生)による消費エネルギーが最も低いのが脂質です。

DIT(食事誘発性熱産生)とは?
食事をすることで消費するエネルギーのこと。食事をすると、体内に吸収された栄養素が分解され、その一部が体熱となり消費されます。そのため、食事をした後は安静にしていても代謝量が増大しますので、1日の食事回数を増やすこともダイエットには有効と言われています!


このDIT(食事誘発性熱産生)は、たんぱく質が30%、炭水化物(糖質)が6%、脂質が4%

つまり、たんぱく質は70%、炭水化物(糖質)は94%、脂質は96%が体内に残るということです。

え〜!!カロリーが高い上に、消費もされにくく体内に残りやすいだなんて!恐るべし脂質!

まとめ

1gあたりのカロリーがたんぱく質や炭水化物(糖質)に比べて倍以上高く、その上消費エネルギーは最も低い脂質。

ダイエット中の方や現状から太りたくないと思っている方は、注意して摂取する必要があるということをお分かりいただけましたでしょうか?

どうせ同じカロリーを摂取するなら、たんぱく質を積極的に摂取し、炭水化物(糖質)は即効性のあるエネルギー源ですので、その日の活動量に合わせてコントロール、そして脂質は良質なものを少量とる程度にとどめる。

これができれば蓄積されることはありません!

LEGIT 中村
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ダイエットは食べたいものが食べられない、空腹に耐えながら取り組まないといけない、食べれるものがない、苦行だ!とネガティブに捉えている方が多いように思います。ですが、賢く食べれば満腹感を感じながらストレスなく取り組むことができますよ♪

とは言え、甘いものを制限されるとストレスになる方は多いと思います。次回のブログではダイエット中に甘いものを取り入れながら取り組む方法を紹介していきますので楽しみにしていてくださいね♪

あわせて読むと理解が深まる⬇︎

この記事を書いた人

中村成希 (トレーナー・鍼灸師)
業界最大手のRIZAPで4年間在籍しトレーナーとしての実績を積む一方で鍼灸師の免許を取得し、トレーナー兼鍼灸師として幅広いニーズに応えられる身体のスペシャリストに。現在は、自身の鍼灸サロン併設パーソナルジムの経営をしつつ、LEGITのスタッフとしても在籍。その他にも、大手トレーニングジム2社と契約し、トレーナーの育成を行う講師業なども行なっている。

神戸元町 ・ 三宮
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