血圧とは?基準値からみる高血圧と低血圧 潜むリスクと対処法【栄養学の基礎知識11】

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LEGIT 中村
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人生で一度は測定したことがあるであろう血圧。血圧は一体何を示しているのか?高血圧・低血圧は何が原因?リスクは何なのか?など、正確に答えられる人はいますか?

え〜何気なく測ったことはあるけど、全く分かってないや!

血圧が高いと病気になりやすいというイメージだけはある!

LEGIT 中村
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医療関係者は当然知っていると思いますが、一般の方はぼんやり理解している程度だと思います。この機会になるほど!と少しでも思ってもらい、健康に活かしてもらえたら嬉しいです!

そもそも血圧ってなに?

血圧とは、簡単に言うと血管にかかる圧力のこと。血液が血管内を流れるときに、血管壁が血液から受ける圧力を指します。

上腕部で測定する血圧測定では、心臓から全身に送り出される動脈の圧を測定しています。

心臓がギュッと収縮し血液を送り出す際に血管(動脈)にかかる圧力を収縮期血圧と言い、一般的には最高血圧・上の血圧と呼ばれています。

また、反対に血液が戻ってきて心臓がふくらんでいる際に血管(動脈)にかかる圧力を拡張期血圧と言い、一般的には最低血圧・下の血圧と呼ばれています。

高血圧と低血圧

血圧と言えば、高血圧・低血圧って言葉がよく使われるけど、なにか基準があるのかな?

LEGIT 中村
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はい、あります!それぞれの基準とリスクなどについて解説していきますね!

まず、高血圧・低血圧それぞれの基準については以下の通りです。

高血圧 (日本高血圧学会のガイドラインによる基準)
最高血圧140mmHg以上
最低血圧90mmHg以上

低血圧 (WHOによる世界基準)
最高血圧100mmHg以下
最低血圧60mmHg以下

高血圧については、日本全国に4300万人いるとされておりますので、3人に1人の計算になります。

もし、血圧が高い状態が続くと血管に負荷がかかり、血管内皮細胞が傷つき、血管の弾力性が失われることで動脈硬化を引き起こします。

動脈硬化は、狭心症・心筋梗塞・脳出血・脳梗塞・大動脈解離など命を脅かす疾患の原因となります。その初期段階が高血圧なので、「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」とも言われています。

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このように、高血圧の危険性は広く知られているため、気をつけている方も多いのではないでしょうか?しかし、実は低血圧にもさまざまな症状を引き起こすリスクや病気が隠れている可能性があるので注意が必要なのです!説明していきますね!

まず、低血圧になる主な原因としては以下の3つが挙げられます。

急性低血圧
心疾患などが原因で起こる低血圧

慢性持続性低血圧
原因不明で起こる本態性低血圧、ホルモンなどの病気で起こる二次性低血圧

起立性性血圧
体調不良や自律神経性・神経性の病気などで突発的に起こる低血圧

血圧が低すぎる状態を放置すると、全身に十分な血液が行き届かず、細胞や臓器が正常に機能しなくなる可能性があります。

また、頻繁にめまいや立ちくらみがする、朝なかなか起きられない、疲れやすいなどといった症状にも繋がりますので、高血圧と同様に注意が必要です。

なるほど。血圧の高い低いによって、さまざまな病気になる(なっている)可能性を知ることができるというわけか。

LEGIT 中村
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もちろん、血圧だけで何でも分かるわけではないですが、シグナルのひとつになるので血圧の測定を習慣化するのもおすすめですよ!

正常な血圧を保つには?

正常値を保つためにできることはあるの?

LEGIT 中村
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血圧は遺伝や体質も大きく関わっているため絶対的な解決策はありませんが、身体にとって良い取り組みをしていくことは大切です!高血圧の場合、低血圧の場合に分けて解説していきますね♪

高血圧の場合
高血圧は生活習慣病のひとつです。日頃の生活習慣の見直しから行いましょう!

塩分を控えた食生活
塩分の過剰摂取が高血圧に関連していると言われています。1日の食塩摂取量を6g未満に抑えましょう。

具体的にできることとしては、
✔︎ 麺類の汁は飲まないようにする
✔︎ 塩以外にも、醤油や味噌などの塩分が多い調味料の使用を控える
✔︎ 減塩調味料を使う
✔︎ 外食・加工食品を控える
✔︎ 素材の味を生かした献立にする など


お酒を控える
飲酒量を減らすことで、降圧の効果が認められるということがわかっています。節度ある飲酒量を保ちましょう。

厚生労働省は、節度ある飲酒量を1日平均純アルコールで約20g程度としています。これはあくまでも、健康な成人男性の目安であるため、それ以外の方は更に少量となります。

純アルコール20gを具体的に示すと以下の通りです⬇︎

ビール(5%)の場合、コップ(180ml) 3杯
酎ハイ(5%)の場合、コップ(180ml) 2杯
ワイン(12%)の場合、ワイングラス(120ml) 1.7杯
ウイスキー(40%)の場合、シングル水割り 2杯

毎日のようにこれ以上のアルコールを摂取しているという方は、早め早めの対策を心掛けましょう。


適正体重を保つ
肥満の人が必ず高血圧であるというわけではありませんが、肥満でない人と比べると2〜3倍ほど発症率が高くなると言われています。

肥満を伴う高血圧者は、まずは減量をお勧めします。

とは言え、自己流の過度なダイエットはかえって身体に害を及ぼす影響があるため、プロの知識を頼りながら健康的な減量がお勧めです。


低血圧の場合
先ほどの章で低血圧の原因を3つ挙げましたが、現代人の特徴として、特に生活リズムの乱れから引き起こされる体調不良や自律神経性の低血圧が多いのではないでしょうか。

✔︎ 朝食を食べない
✔︎ 入眠時間が遅い
✔︎ 睡眠時間が短い
✔︎ 多大なるストレスを抱えている
✔︎ 夜遅くまで携帯・PCなどを触り、脳が覚醒している 

などなど… 身に覚えはありませんか?

現代において、リラックスタイムを十分に取りながら日常生活を過ごすことができている方は少ないと思います。日々、交感神経優位になりすぎている方が多いのではないかと予測できます。

交感神経を日々たくさん働かせているがあまり、身体がバランスを取ろうとして副交感神経が過剰に働き血圧を下げてしまうこともありますので、意識的に夕方以降の過ごし方を工夫することが大切です!

具体的には、
● 森林浴をする
● 湯船につかる
● アロマをたく
● 朝起きる時間を一定にする
● 大の字で5分 無心で寝る
● 寝る前にストレッチする
● 寝る2時間前には夕食を済ませる
● 数日に1回身体を動かす
● 朝起きてすぐに白湯を飲む など

明日からでも出来ることは沢山あります!少しでも変化があれば自分に合っているということかもしれないので、まずは1週間続けてみてくださいね♪

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血圧の測定は自身でも簡易的に行うことができます!身体の些細なシグナルを見逃さないように毎日の習慣にするのも良いかもしれませんね。そして、異常があった場合には早めに対策・改善に繋げていきましょう!


健康的な身体づくりがしたい!という方は、神戸元町 ・ 三宮 パーソナルジムLEGIT(リジット)へご相談くださいませ⬇︎

この記事を書いた人

中村成希 (トレーナー・鍼灸師)
業界最大手のRIZAPで4年間在籍しトレーナーとしての実績を積む一方で鍼灸師の免許を取得し、トレーナー兼鍼灸師として幅広いニーズに応えられる身体のスペシャリストに。現在は、自身の鍼灸サロン併設パーソナルジムの経営をしつつ、LEGITのスタッフとしても在籍。その他にも、大手トレーニングジム2社と契約し、トレーナーの育成を行う講師業なども行なっている。