最近腰が痛いんだよな〜マッサージや整体に行っても一瞬よくなるだけで根本的には良くなっていないような…
腰痛には色々な原因がありますが、もしかしたら背中の筋肉が関係しているのかも?!
背中?! わしが痛いのは腰だよ?背中と何が関係あるって言うんだ?
ポイントは背中の筋肉の硬さ!順番に説明していきますね!
背中の筋肉、広背筋について
まず、皆さんの背中には広背筋という筋肉があります。
広い、背中の、筋肉と書いて広背筋!
その名の通り、この広背筋という筋肉は背中の大部分を占めているとても広くて大きな筋肉です。
広背筋を使う分かりやすい例として、水泳の平泳ぎを思い出してみてください!
手を大きく回して前から後ろに引くときに広背筋が大きく働いています。
そして水泳選手の逆三角形のくびれたあの体型は広背筋の発達が大きく関わっているんです。
どうでしょうか?広背筋、イメージできましたか?
そしてこの広背筋、実はとても重要な筋肉なんです。
肩甲骨の動きを補助したり、腕や肩、手、肘(上肢)の正常な動きをサポートしたり、
なんと!呼吸の補助の役割もしています。
へ〜背中(広背筋)って腕や肩の動き、呼吸にまで関係があるんだ!初耳!
そう!すごく重要な筋肉でしょ?
でもなんで腰痛と関係があるのかはまだピンとこないな〜
まぁまぁ焦らないで!まずはひろしさんの広背筋の状態を確認していきましょう!
広背筋の硬さチェックをやってみよう
座位で両手をバンザイできるかな?
難易度 ★
① 背中を壁につけて手のひらを内側にして両手を伸ばします
② 両手をそのまま上にあげていきます。この時に腰は反らないように注意してくださいね♪
どうでしょうか?手が壁につきますか?
全くつかないという人は広背筋が硬い可能性があります!
できたよ!という方はもうひとつのチェックもやってみてください!⬇︎
手がどのくらい上にあがるかな?
難易度 ★★★
① 両手、両ひじをピタッとつける。(腰が反りやすい方は写真のように壁を使うことをおすすめします!)
② 両ひじが離れないように、腰が反らないように注意しながら上に引きあげていきます
どうでしょうか?どのくらいあがりましたか?!
鼻先くらいまであがればかなり柔らかいですが、顎先くらいまであがっていれば問題ないですよ♪
ちなみに、こちらの身体チェックはInstagramでも動画で取り上げておりますので併せてご覧いただければと思います★
ひろしさん!どのくらい出来ましたか?
ひとつ目から全然出来なかったよ…私の広背筋はかなり硬いということが分かった!
では、何で広背筋が硬いと腰痛に繋がりやすくなるのかということを解説していきますね!
広背筋の硬さと腰痛の関係性
広背筋の役割として、肩甲骨の動きを補助したり、腕や肩、手、肘(上肢)の正常な動きをサポートしていると冒頭でお伝えしたかと思います。
では、その広背筋自体が硬く、動きに制限があるということはどういうことが考えられるか…
例えば、上の物を取ろうとして手を伸ばしてとるとき、
広背筋が硬い状態では手が思うようにあがりません。それを無理にあげようとすると背骨を使うことになり、肋骨が開いたり腰を反ったりすることに繋がります。
一見、手があがってるように見えても腰を使ってしまっている可能性が高いということです。
なるほど…背中(広背筋)が硬くて動きに制限があるから、知らず知らずのうちに腰でカバーして負担がかかっているということか…
ちなみにですが…スポーツで分かりやすい例が、バレーボールのアタック。
アタックをするとき、大きく手を上に引きあげますが、このときに背中(広背筋)が硬いと腕があがりにくく腰を使って(反って)腕を引きあげようとします。それに加えて捻るような動作も加わるため腰にはとても負担がかかってしまいます!
ほうほう…広背筋の大切さはよく分かった!じゃぁ柔らかくするにはどうしたらいいんだ?
お任せください!お家で簡単にできるエクササイズをいくつか紹介していきますね♪
広背筋エクササイズ(ストレッチ)
ひとつは、先ほど引用したInstagramに動画で載せておりますのでご覧ください!
こちらではそれ以外の2つをご紹介していきますね!
まずはひとつ目!
Instagramでご紹介しているエクササイズの床バージョンです。
床でやることで体重をかけながら、より伸ばすことができますので是非やってみてください♪
上のエクササイズで伸びていることが分かりづらい…という方は
片方ずつ伸ばすこちらのエクササイズをやってみてください♪⬇︎
伸びているところで5秒キープしたら、元の姿勢に戻ります。痛みのない範囲で10回ほど繰り返してみてください!
おー!背中(広背筋)が伸びて背筋がピンっとした感じがする!
しっかり伸びてますね〜!よかったです★できれば毎日やってみてくださいね!
まとめ
一般的に腰痛は腰自体に何か原因があるのでは?と思われがちですが、一概にそうとは限りません。
今回ご紹介した広背筋のように、腰周辺の筋肉が硬くなることで腰に負担がかかるケースもあるのです。この記事ではその一例を取り上げさせていただきました!
また、広背筋が硬いことで姿勢不良を起こし反り腰や猫背の原因になる可能性も高く、それがまた腰痛に繋がることもあります。
このように原因は色々と考えられますが、まずは自身の身体の状態を知り、原因になっていると考えられることをひとつずつ丁寧に改善していくことが何よりも大切です★
痛みは体のSOS!
なぜ?を深掘りして本当にひどくなる前に一緒に不調を改善していきましょう!
執筆担当:岩田
岩田彩伽トレーナーの詳細はこちらから⬇︎
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